第145回定例研究会(WHEC2014) プログラム

                                 2014年7月16日(水) 
                                  タワーホール船堀 小ホール

13:45-14:00
   「はじめに (含WHTC2019東京開催紹介)」
      HESS会長 亀山秀雄 氏 



14:00-14:25
   「WHEC全体総括」
      (一財)エネルギー総合工学研究所 プロジェクト試験研究部 
     主任研究員 相澤芳弘氏       

 燃料電池自動車の市場導入が迫る中、世界水素エネルギー会議(20th World Hydrogen Energy Conference 2014)が、韓国の光州にて2014年6月15日から20日にかけ開催された。水素は究極的なエネルギーキャリアとして 一層期待されており、様々な企業や研究機関から 寄せられた最新の水素エネルギーと燃料電池に関する科学的情報が、事業者、政府、研究者の世界的指導者 と共有される国際会議であり、本WHEC2014の 全体総括について報告する。

14:25-14:55 
   「各国の取り組みについて」
      水素供給・利用技術研究組合 
      安全基盤研究部 マネージャー 永井祐介氏 


14:55-15:25 
   「水素エネルギーバリューチェーン(仮)」
      東京ガス株式会社 技術戦略部 戦略研究G 小川大輔氏 


(休憩 15:25〜15:40)

15:40-16:10 
   「水素貯蔵材料」
      広島大学先進機能物質研究センター 准教授 市川貴之氏 
 WHEC2014で発表を行なった新規水素貯蔵材料であるKSiについて講演を行う。KSiは水素吸蔵放出に伴うエンタルピー変化が30〜40kJ/molである上に軽元素で構成されるために4wt%以上の水素貯蔵料を示す。したがって,BCC系合金等,高水素貯蔵量の水素吸蔵合金を凌ぐ新たな水素貯蔵材料として期待が持たれる。しかし,その動力学的特性に課題が残ることが知られており,本研究では固体触媒によって反応速度の向上を試みた。

16:10-16:40 
   「水素キャリア」
      川崎重工株式会社 技術開発本部 技術企画推進センター
      上席研究員 神谷祥二氏
 本講演では、WHEC2014で発表された水素の輸送、貯蔵、利用系までの水素キャリア技術(アンモニア、有機ハイドライド等、またこれに関連した水素エネルギーチェーン構想検討について報告する。また水素社会に向けた地中への大規模水素貯蔵(欧州 HyUnderプロジェクト)、水素液化機の大型化研究の動向についても報告する。

16:40-17:10 
   「将来展望」
       (一財)エネルギー総合工学研究所 
      プロジェクト試験研究部 主任研究 石本祐樹氏

 WHEC2014において報告された研究者、企業、国等の最新の研究発表の中から、水素社会・市場およびそれを構成する技術の将来展望に該当する内容を報告する。



※講演時間は質疑応答の時間を含みます。