第150回定例研究会 プログラム
「水素エネルギーに関する動向」
15:15 開会の挨拶
15:20〜16:20
「水素エネルギーを取り巻く状況と技術開発動向 」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
創エネルギー研究部門 エネルギー触媒技術グループ
研究グループ長 高木 英行 氏
水素エネルギーを取り巻く最近の状況として、「水素・燃料電池戦略ロードマップ改訂版」や「エネルギー・環境イノベーション戦略」等について概説する。また、水素・エネルギーキャリアの技術開発に関連する事業として、経済産業省/新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「革新的水素エネルギー貯蔵・輸送等技術開発/水素利用等先導研究開発事業」および内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「エネルギーキャリア」事業について、産業技術総合研究所が関わっている研究開発を中心に紹介する。
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16:20〜17:20
「スマートエネルギーシステム“エネスワロー”開発と水素エネルギー
- 東工大 グローバル水素エネルギー研究ユニットの設立 -」
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系(エネルギーコース)
教授 伊原 学 氏
本講演では、まず、4570枚の太陽電池パネルで覆われ、燃料電池などが設置されている東工大環境エネルギーイノベーション棟のエネルギーシステム、および当研究室と複数の企業とて共同開発し、大岡山キャンパスにて稼働しているスマートエネルギーシステム“エネスワロー ver.1~3”の設計・開発概要について説明する。エネスワローver.3 では、大岡山キャンパスに設置されている太陽電池(1.388MW)、ガスエンジン(35kW×2台)、リチウムイオン二次電池(48kWh×2台)を総合的に制御し、熱需要に応じた各分散電源の高効率運転を行うとともに、リアルタイムデータに基づく独自の電力予測式によってピークカット制御をおこなう。また、これらのシステム開発からみた新型太陽電池の要素開発の位置づけ、そして水素エネルギーの可能性について述べ、さらに、2015年に設立した東工大グローバル水素エネルギー研究ユニットが目指す研究の方向性について概説する。
17:20 閉会の挨拶
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